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導入 / 納入事例
補助金活用導入事例2<東京都補助金>
3次元CADCAMと高性能シャーリングを導入!作業効率と受注力が大幅アップ
B社 概要
- 業種
- 部品加工
- 事業内容
- ガット船の修理、艤装品の製造、学校・役場の補修
- 主要製品
- ガット船のクレーン部品、船舶部品、学校・役場の階段・レール部品
部品加工を手がけるB社では、ガット船の修理・艤装品製造から、学校や役場の階段・レール部品まで幅広く対応しています。老朽化した設備と2次元CADの非効率性が課題でしたが、東京都の補助金を活用して最新設備を導入。作業効率・精度・受注力の大幅向上を実現しました。
導入する機械
導入されたのは、相澤鉄工所製シャーリング AST1325H と、キャムタス製の3次元CADCAMソフト Speedy mill Next(3軸)。シャーリングは切断能力が向上し、対応ワークの幅が広がるとともに、切断面の品質も向上。Speedy mill Nextは日本国内開発で操作性に優れ、図面設計から加工までの時間短縮を可能にしました。
課題
旧設備ではシャーリングの精度が不安定で製品不良が多発し、安定した品質と納期が確保できない状況に。また、2次元CADの使い勝手が悪く、3D化もできないため、図面の読み違いや生産性の低下が課題となっていました。お客様との図面のやり取りも紙ベースが中心で、対応に時間がかかることが問題でした。
提案
シャーリングはNC機ではなく、汎用性が高く一品一様の加工に対応できるモデルを選定。既設機よりも幅広かつ高出力で、作業効率と対応可能なワークサイズを拡大しました。CADCAMには、日本人に馴染みやすい操作性を持つキャムタス製を選定し、3D設計の導入でミスのリスクを軽減。さらに、データでの図面受け渡しにもスムーズに対応できる環境をご提案いたしました。
結果
高性能シャーリングの導入により製品不良が大幅に減少。対応できる加工範囲も広がったことで、今まで断っていた案件にも対応可能となりました。また、3次元CADCAMによる設計・加工の効率化により、既存設備(フライス盤・旋盤)との連携も強化。インフラ整備が進み、作業時間の短縮と精度の向上、そして新たな受注機会の獲得につなげることができました。